ベリービーマガジン パッケージデザインの現場

サスティナブルデザインの紙袋とは?

最近耳にする機会が増えている「サスティナブル」という言葉は聞いたことがあるでしょうか。

「持続可能な」という意味ですが、自然環境に配慮した、自然環境保護に役立つ事業や行動を表現するという意味合いで使われることが多いです。

自然由来の素材や、再生利用な素材を使った商品や、それらを利用したとき、「サスティナブルフード」「サスティナブルファッション」「サスティナブルデザイン」といった具合に使われます。

なぜ「サスティナブル」という言葉をよく聞くようになったかというと、「Sastinable Devlopment Goals(サスティナブル ディベロップメント ゴールズ)」という、深刻化している環境破壊への対応策として、国連が持続可能な開発目標を掲げたことからきているようです。

 

文化的で豊かな生活を今だけでなく、次の世代、また次の世代まで継続していけるようにする取り組みが「サスティナブル」です。

 

紙袋でみられる「サスティナブル」な取り組みとは?

ショップではお客様に商品を持ち帰ってもらう包装資材として、ショッパーは必需品です。サスティナブルな取り組みとして、それまで使っていたショッパーをリニューアルデザインしているお店が数多くあります。

117-2(prtimes.jpより引用)

スタンダードなファッションアイテムで幅広い層に人気のこのブランドも、より自然環境に配慮したショッパーにリニューアル。

以前はポリエステル製の不織布を使ったショッパーを使っていましたが、紙へと素材を変更し、プラスチック使用量の削減を目指しています。

紙も、管理された森林の木材を使い、その流通や加工のプロセスも認証されていることを示す「FSC認証紙」を使用。

紙袋のマチ部分にはオリジナルの環境マークが並んでおり、再生紙を使っていること、自然循環型の素材を使っていることなども表しています。

 

117-3(fashionsnap.comより引用)

こちらも以前はプラスチック製のショッパーを使っていましたが、プラスチックごみの削減を目指し、紙または再生紙を使ったショッパーに切り替えています。また、紙袋は有料化しており、マイバッグの利用の促進も進めています。

紙袋のほか、商品パッケージも同様にプラスチック製を撤廃し、紙を使った代替パッケージに順次切り替えしています。

 

117-4(fashionsnap.comより引用)

こちらの紙袋もプラスチックのショッパーからリニューアルされました。再生紙を使ったショッパーにすることで、それまでの使っていたショッパーと比べて、30%の節水と70%のインク節約ができると発表しています。

アパレルショップではよくあるサービス、雨天時につけるプラスチック製の雨カバーも撤廃しており、過剰なサービスよりも自然環境への考慮を優先しています。

 

ベリービーバッグで取り扱いのあるサスティナブルな素材・仕様

未晒クラフト紙

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茶色いナチュラルな雰囲気と柔らかな紙の風合いを感じられるところが魅力のクラフト紙。白い色にする漂白の工程がないため、化学薬品の使用を抑えられます。

環境配慮ができている上に低コストであるところも魅力。

なんとなく、見た目でもエコっぽさを感じられる「未晒クラフト紙」はサスティナブルデザインにおすすめです。

 

紙丸紐・紙ファイバー

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左の画像の紙丸紐は、紙のテープを固くねじり、強度を上げた紐。

シンプルでスタンダードなので使いやすいハンドルです。

右の画像の紙ファイバーは、紙で作られた細い紐を編んで作られたハンドル。

一見布で作られたような柔らかさと丈夫さを兼ね備えています。

 

小判抜き

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穴を開けて持ち手を作るタイプなので、紐自体を使わないことで環境への影響も少なく、コストも下げられます。

穴をデザインのアクセントにもでき、オシャレな紙袋を作れます。

 

これまで、商品やサービスを利用する手段としては、「購入する」がほとんどでした。しかし近年、商品を購入する以外にも、シェアリングやサブスクリプションなど共有していくサービスが広がっており、消費する意識も変わってきています。

消費の意味を考えたり、企業が社会貢献する意義などにも敏感になってきている中、こうした「サスティナブル」に共感する層は増えてきています。

取り組むにはコストがかかりそう、というイメージもありますが、まずは実現できそうなところからサスティナブルデザインを取り入れてみたいという場合は、一度ご相談くださいね。

 

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