こうして作られた!新サンプル紙袋「MARCH」
こんにちは。少しずつ暖かい日が増えて春めいてきましたね。
今回は新しい見本用の紙袋(ベリービーの中では「サンプル紙袋」と呼んでいます)が出来上がったので
ご紹介します。
目次
ベリービーのサンプル紙袋とは?
サンプル紙袋は、ベリービーでどんな紙袋を作れるのか?を実際に見て、触って知っていただくための紙袋です。
お客様に素材や加工をわかりやすく伝えるためのサンプル紙袋。
サンプル紙袋づくりは、bBスタッフから紙袋デザイナーたちに素材の指定が伝えられるところから
スタートします。
今回作ったサンプル紙袋の指定はこちら。
補足すると「ラミネート」というのはプリントの色落ちを防ぐための表面を保護するフィルムです。
ベリービーではあらかじめ色をつけたラミネートを用意していて、その紙を「カラーラミネート」と呼んでいます。
サンプル紙袋づくりはこんな感じで進む!
指定の条件から、
「ハンドルがサテンリボンならフェミニンな感じ?」
「紙もピンクだし、女性向けのブランドが良さそう」
といったふうに、紙袋デザイナーはサンプル紙袋をよりリアルにするために、ブランド設定などを考えていきます。
今回は「最近韓国コスメのパッケージがかわいいよね」という意見もあり、韓国コスメブランドの紙袋という設定に決まりました。
この設定から、「ターゲット層は10〜20代の流行に敏感な女性」に、
さらに「最近若い女性に注目されている韓国コスメで、品質やデザインのクオリティも重視するけど
百貨店ブランドよりコスパのいいブランド」という具体的なイメージも決まっていきました。
ここまで決まれば、「コスメならボトルとか入れたいし、サイズは縦型にしよう」というふうにサイズ決定にも説得力が生まれますね。
こうしてできたのが、新しいサンプル紙袋「MARCH」です。
ブランド名は「MARCH(マーチ)」。
名前の読みやすさも、お客様に説明するときには重要なので意識しているポイントです。
指定の条件をクリアしつつ、韓国コスメっぽい紙袋ができました。
細かいブランド設定が生きています。
紙袋には裏と表があり、表(紙袋を平たく折ったときに折り目がつかない面)をA面、裏をB面と呼んでいます。
表面のみにロゴを入れたり、裏表両方の同じ位置にロゴを入れる紙袋が多いですが、MARCHでは
あえて両面に違うデザインの箔押しを入れたところがポイントのひとつです。
ふだんあまり見かけない両面違うデザインのものを見ると「こんなこともできるな」と発想が広がるのではないでしょうか。
ちなみに、A面とB面それぞれのデザインに関しても少しだけ。
A面のデザインは、小さめの紙袋にしては珍しい、下のほうにロゴを入れることで新しさを感じてもらうようにしています。
B面のデザインは、文字を縦に配置してシャープな雰囲気を出しています。
ロゴの色もゴールド、レインボー、ブラックと、いろいろ比べてみました。
ゴールドやレインボーもなくはないですが、韓国コスメっぽさでいうとホワイトが良さそうです。
ピンクとブラックはよく合う組み合わせではありますが、白いハンドルと合わせると違和感が、、、
かといってハンドルを黒いリボンにすると、ちょっと重ためな印象です。
こうして比べてみると、ロゴカラーはホワイトが軽やかでいい感じですね!
リボンの色も何色か試してみました。
ピンクは同系色で落ち着く感じもありますが、メリハリは少し足りない感があります。
水色もかわいいですが、ややファンシー寄りなイメージですね。
ブラックだと重い感じなのでグレーにしてみましたが、それでも重い印象に。
やはり、今回のサンプルにはホワイトのリボンが爽やかで合います。
ロゴに使っているフォントは、ボディカラーのピンクを今っぽく見せるような、ぷっくりと角のとれた
親しみやすい雰囲気のゴシックタイプを選びました。
白色とはっきりしたピンクからは、たしかに今っぽさを感じます。
ここまで考えてつくると、リアルなサンプルに仕上がりますね〜。
やっぱり、実物を見てわくわくするものだと注文する時のモチベーションも変わってきます。
ベリービーでは、発想をより刺激する・提案力を広げるようなサンプル紙袋をこれからも増やしていきたい!と思っているので、今後もいろんなサンプル紙袋ができる予定です!
紙袋ショールームで、あるいはサンプルサービスで、そんなサンプル紙袋を見ていただければと思います。