紙袋印刷であなたのお店をブランディングする方法

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紙袋印刷であなたのお店をブランディングする方法のイメージ

「印刷の紙袋」といっても、デザインを紙袋に印刷する方法はひとつではありません。

紙袋に印刷する主な方法としては、おおまかに5つあり、「オフセット印刷」「箔押し」「UV印刷」「シルク印刷」「グラビア印刷」などがあげられます。

今回は、そんな紙袋の印刷方法であなたのお店をブランディングする方法をご紹介していきますね。

目次

最もメジャーな印刷方法「オフセット印刷」

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まず、最も主流な印刷方法が「オフセット印刷」という印刷方法です。

なかでも「プロセスカラー印刷」はCMYKといわれる4原色のインキを使って表現する方法は、ふだん私たちがよく目にする印刷方法です。

オフセット印刷には、「プロセスカラー印刷」の他に「特色印刷」という方法もあります。そして、「特色」を使った印刷は、よりブランディングを意識した印刷方法でもあります。

 

まず「特色」という言葉が耳慣れない方も多いのではないかと思います。

「特色」とは、大日本インキのカラーガイドによる「DIC」というものと、海外で主流となる「PANTONE」といわれる方法が中心となります。

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最近、日本で流通している紙袋の多くは中国で作られる海外製品が多いので「PANTONE」を使った方法が多く見受けられます。

以前にこの「PANTONE」をシリーズ化した携帯電話があったので、聞き覚えのある方もいらっしゃるかもしれませんね。

※PANTONEについてご不明の場合は弊社までお問い合わせください。

 

では、なぜ特色を使った印刷がブランディングにつながるか?というと、一般的な「4色プロセスカラー印刷」に比べて抜群に発色が良いことがあげられます。

特にショッキングピンクやゴールドのようなパンチのあるカラーは、色を混ぜて表現するCMYKのプロセスカラー印刷では再現することがとても難しいのです。

そのため、ハイブランドで使われるようなインパクトのある紙袋を作成する場合は特色印刷での紙袋印刷が主流となります。

印刷では表現できない輝きも、「箔押し」でなら表現できる!

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次に、「箔押し」についてご説明します。

「箔押し」は金型と言われる金属の版を温め、色のついたアルミホイルのようなシートを印刷したい用紙に押し付けてプリントする方法です。

 

特徴としては、印刷では再現できないようなキラキラした金色や銀色がプリントできることです。

チョコレートや薬品のパッケージでもよく目にしますね。

 

「箔押し」は「オフセット印刷」と比べると、版をつくる代金ぶん費用がかかることも特徴です。

そのため、文字やロゴのみのようにピンポイントでインパクトを与えたいところに使われます。ハイブランドの紙袋では必ずといっていいくらい使われている手法でもあります。

艶感が美しい「UV印刷」

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「UV印刷」は「盛り上げ印刷」とも言われる印刷方法です。

一般的に印刷面を盛り上げる場合は、「エンボス加工」と言う方法を使いますが、よりローコストでエンボス加工のような表現を可能にするのが「UV印刷」です。

 

「エンボス加工」との違いは、グロス系のインクを使用することでキラキラした浮き出し面を印刷することが可能なことです。

この印刷方法は若い女性をターゲットにした雑誌や、女性向けの化粧品パッケージに多用されています。艶感が出るため、特に女性の瑞々しさを表現する商品に適しており、特にコスメブランドのブランディング紙袋におすすめです。

紙だけでなく、布・ビニールなどにも印刷できる「シルク印刷」

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「シルク印刷」はTシャツのプリントなどでよく使われる印刷方法です。

「シルク印刷」と「オフセット印刷」の違いについて、簡単にご説明していきますね。

 

「オフセット印刷」は写真のような繊細なイメージを印刷することに適した方法ですが、

反面、インクが薄く紙に付着するため、パンチのあるマットな表現には適していません。

 

印刷する素材としては、「オフセット印刷」では表面をビニール加工された紙や布地にプリントすることができませんが、「シルク印刷」ではそれらの素材にもプリントすることができます。

また、もともと黒い色の紙に白色のプリントをする時、繊細なイメージである場合は、金型を使う「箔押し」ではイメージが欠けて表現しきれないこともありますが、「シルク印刷」では比較的きれいにロゴを表現することができます。

発色が豊かな「グラビア印刷」

「グラビア印刷」は、別名「凸版印刷」と呼ばれる方法です。

美術書など、特に美しい発色を求められる印刷物に使用されます。

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弊社の商品では「ベーシックペーパーバッグ」という商品がありますが、この商品の場合は紙袋の表面に貼るPPフィルムに直接「グラビア印刷」で色を付けるという方法を採用しています。

こうすることで、他の印刷方法で印刷するよりも発色が豊かなカラー紙袋を作れます。

 

このように、印刷方法の違いを知り、こだわることによってインパクトのある紙袋を作ることができます。そうして作られたオリジナルの紙袋は、あなたのお店のブランディングにもきっと貢献してくれることでしょう。

 

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