知っておきたい、パッケージに見る環境ラベル

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知っておきたい、パッケージに見る環境ラベルのイメージ

こんにちは。

「エコ」や「サステナブル」という言葉をよく聞くな〜と思いませんか?

とくに今年の7月、レジ袋が有料化になってからはますます意識されるキーワードとなってきました。

 

目次

まず知りたい、言葉の意味

すでにご存知の方も多いと思いますが、まず「エコ」や「サステナブル」の意味を知っておきたいと思います。

・エコ:「ecology(エコロジー)」は自然環境という意味の英単語の略したもので、

現在では「環境にやさしい」という意味で使われることが多いです。

 

・サステナブル:英語では「sustainable」で「持続できる」「支持できる」「耐えられる」という意味の単語で、

主に自然にある資源を長い間維持して、環境に負荷をかけないようにしながら利用していくことをいいます。

 

こうした「エコ」や「サステナブル」な取り組みについて表示しているのが「環境ラベル」です。

さまざまなパッケージにさりげなく印刷されていたり、貼られているので見覚えがあるのではないでしょうか。

 

「環境ラベル」とは?

環境ラベルは、製品やサービスが、どんな環境保護の対策をしているか?を購入した人に伝えるためのものです。

法律で定められているものもありますが、業界団体やなかには企業が独自に作っているものも。

環境ラベルにはマークのほか文章、広告など色々なかたちのものがありますが、今回はパッケージで

よく見る環境ラベルのマークを紹介したいと思います。

 

パッケージでよく見る「環境ラベル」

エコマーク

エコマークの認定商品は多岐に渡っていて、モノだけでなくサービスも対象です。

エコマーク認定のスーパーマーケットやホテル、レストランなどもあり、生活のあらゆる

シーンに密着した環境ラベルだといえます。

 

紙製容器包装識別表示マーク(紙マーク)

紙製容器包装に入る紙マークは紙袋でも必須の環境マークです。

表示方法としては、印刷、ラベルを貼る、刻印(エンボス)などがありますが、

鮮明に見えて簡単には消えないのであれば、スタンプや箔押しでもOKです。

大きさについて指定があり、上下の長さが印刷やラベルであれば6mm以上、

刻印(エンボス)の場合は8mm以上と決められています。

 

 

プラスチック容器包装の分別収集時の識別表示マーク(プラマーク)

紙マークと同じく、大きさに指定があります。印刷、ラベルの場合は一辺が6mm以上、

刻印(エンボス)の場合は一辺8mm以上必要です。

 

 

FSCトレードマーク

ポリ袋有料化の流れもあり、それまでプラスチック製のショッパーを使っていたメーカーが

このFSCマークの入った紙袋に切り替えるといったことが増えています。

しかし、このマークをつけるにはFSC認証を受けた森林から製品になるまでの間、製品をつくるのに

関わるすべての事業体がFSC認証を取得する必要があるので、ハードルは高いといえます。

 

 

バイオマスマーク

植物由来原料を製品化したものは、燃やしても大気中のCO2を増やしません。

地球温暖化防止に役立っているということがわかる環境ラベルです。

レジ袋の有料化が義務化されていますが、このマークが入っているものは有料化の対象外とされています。

 

 

植物油インキマーク

このマークが入っていることで、植物油を利用したインクを使った環境配慮の印刷物ということが伝わります。

使用できるサイズとしては、最小使用サイズは横15mm、縦10mm。

使用できるカラーも決まっており、カラーの場合はC78% 、M25%、Y95%のグリーンです。

背景が黒などの場合は、白抜きで使うこともできます。

 

 

再生紙使用マーク

上の再生紙使用マークは、見たとおりに古紙パルプ配合率が100%という意味です。

この再生紙使用マークは、使用するにあたって申請や登録の必要はなく、大きさ・色も自由とのこと。

 

 

グリーンマーク

古紙を40%以上利用した製品であればグリーンマークを表示できます。

包装用のダンボール箱や紙箱なども素材に古紙を利用していれば表示の対象となります。

 

見た雰囲気や色合いで「エコのマークだろうな」となんとなくわかるものの、

詳しい内容まで把握している方は少ないのではないでしょうか。

まずは身近なパッケージによく使われている環境ラベルを知ると、環境への意識も変わってきそうです。

捨てる時の分別に役立てたり、環境保全に取り組んでいる製品を意識的に選んだりしていきたいですね。

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