おすすめの書籍『フォントのふしぎ』をご紹介

カテゴリー
おすすめの書籍『フォントのふしぎ』をご紹介のイメージ

こんにちは。

ベリービーバッグはデザイン事務所のプロデュースから始まった紙袋メーカーなのですが、それだけあってデザインに関する書籍が事務所には豊富にあります。

「どうしたら今考えている紙袋のデザインから、より高級感のある紙袋にできるのか?」「もっとトレンドを感じられるデザインにしたいんだけど…」というお客様のお問い合わせに対して、今までの豊富な紙袋づくりの知識から答えを出すことも多いのですが、こうしたデザインに関する書籍からヒントを得ることも多々あります。

今回は、そんなオリジナル紙袋づくりに役立ちそうなおすすめの書籍をご紹介しようと思います。

デザインの重要な要素『フォント』について書かれた本

col-91-2

「デザインの重要な要素…」だなんて聞くと、フォント(文字のかたち、書体のこと)についてよく知らないという方はなんとなくとっつきにくそう…と感じるかもしれませんが、そんなことは全然ありません。

目次を見るだけでも、ずらりと並んでいるハイブランドの名前から「どんな文字がロゴに使われているんだろう?」と興味をそそられます。

col-91-3

著者は世界的な書体デザインコンテストでグランプリの受賞経歴もある、書体デザイナーの小林章(コバヤシアキラ)さん。ヨーロッパで長年活躍されている著者ならではの内容で、フォントのバッググラウンドも知ることができます。

col-91-4

実用書といっても細かい文字が並んでいるわけではなく、写真や紹介しているフォントが大きく、しかも見やすく並んでいるので、視覚的にも楽しめます。

内容も固いわけではなく、トリビア的に情報を知れるので専門知識がなくても問題ありません。まずフォントを知るきっかけにもなるのにも最適。

有名ブランドのロゴの変遷についても詳しく書かれているので、「こういうところを意識しているんだな」と具体的に知ることができます。

何気なくロゴを見て、「かっこいい」、「きれい」、あるいは「ダサい」と感じることがあると思いますが、この本でそのフォントの背景を知るとその視点も変わってきそうです。

 

個人的に楽しむのはもちろん、デザインをお客様に説明したりプレゼンしたりといった時にも役立つでしょう。たとえば、「このフォント、なんとなく高級そうですよね」と言うよりも「このフォント、細いところはすごく細くなってて、だからこの文字を使うと繊細で優雅な感じに見えるんですよね」と言ったほうがより説得力が増します。

フォントに興味がある人はもちろんのこと、初めて「フォント」という言葉を知った、という方にもおすすめの書籍です。

おすすめの記事

  1. 紙袋にも活用できる「色の組み合わせ」の基本

    こんにちは。梅雨の季節に入りましたね。一般的にはあまり快適な季節ではないこの頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか? 今回は紙袋づくりでも役立つ、「色の組み合わせ」のお話です。 「色の組み合わせ」なんてわざわざ言ってしま […]

    紙袋にも活用できる「色の組み合わせ」の基本を読む
  2. オリジナル紙袋づくりに活用できる、「印刷」の基礎知識

    オリジナル紙袋を作る方法は、ひとつではありません。簡易的なものでは自分でスタンプを押したり印刷をするものから、プロの印刷会社に頼んだりと、様々な方法があるでしょう。さらに、「印刷会社に頼む」という方法のなかにも、いくつも […]

    オリジナル紙袋づくりに活用できる、「印刷」の基礎知識を読む
  3. アイデアを光らせた紙袋でお店のアピール!目立つ紙袋は一番の広告塔

    テレビCMや雑誌広告、チラシ配布、インターネット広告など、お店の宣伝方法にはいろいろなものがあります。どのような宣伝をするかは、お店の発展に大きく影響します。ユーザーを増やすためには、まずお店を知ってもらう必要があり、次 […]

    アイデアを光らせた紙袋でお店のアピール!目立つ紙袋は一番の広告塔を読む