いろいろな紙袋のリニューアルについて その2「三越」の紙袋
以前のコラム「いろいろな紙袋のリニューアルについて その1」では、百貨店である伊勢丹の紙袋をご紹介しました。(画像はhttps://www.imhds.co.jpより引用)
今回は、伊勢丹に続いてデザインが新しくなった百貨店「三越」の紙袋をご紹介。
現在は同一グループである2大百貨店三越伊勢丹のパッケージ変更が近年相次いで行われており、時代やニーズに合わせた変化と感じます。
創業110周年の境目に変更された幾何学なデザイン

(画像:https://www.fashionsnap.com https://www.oricon.co.jpより引用)
左の水色・紺・ピンクの3色を使った紙袋が旧デザイン、右の不思議な幾何学模様の紙袋が新デザインです。
1957年から使用されてきたショップバッグが2014年の4月にリニューアル。
三越は1904年に「デパートメント・ストア宣言」を行ってから2014年で110周年となり、
「あらためて未来へと向かう」をコンセプトに「伝統と革新の先で実る自由のシンボル」として57年ぶりに紙袋をリニューアルされました。

(画像:https://www.g-mark.orgより引用)
呉服店として始まった三越は原点回帰として「日本の染と織」に着目し、友禅染めの作家であり重要無形文化財、いわゆる「人間国宝」の森口邦彦氏に新しい紙袋のデザインを依頼。
森口氏が着物向けにデザインした「白地位相割付文 実り(しろじいそうわりつけもん みのり)」を、紙袋用にデザインを見直し染め上げたそうです。

(画像:https://www.fashion-press.netより引用)
赤と黒の幾何学模様は、たわわに実るりんごを表現されたとのこと。
グッドデザイン賞を受賞したこのショップバッグは、三越の新たな看板として愛され続けるといいですね。
人気が高い、三越の包装紙
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(画像:www.wwdjapan.com より引用)
また、現在も人気が高い三越で使用されている、商品を包む梱包紙は今後も使用されていくそうです。
この梱包紙は猪熊弦一郎氏によるデザインで、波に洗われる石をみて思いついたと言われています。
出来上がったデザインを受け取り、三越のロゴを入れたのは、当時三越の宣伝部に所属していたあの「アンパンマン」作者のやなせたかし氏だとか。

(画像:http://www.miguide.jp/japansensesより引用)
そんな著名人の手から生まれた「華ひらく」と呼ばれるこの梱包紙は、グッズ展開もされています。

(画像:https://www.imhds.co.jpより引用)
タオルやハンカチなどにグッズ化している「華ひらく」
新しいショップバッグの「実り」のデザインもこのように様々な物に展開されるといいですね。
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