紙袋の小ロットでの作成は可能?小ロットのメリット・デメリットを踏まえて解説

2025年01月27日
紙袋の小ロットでの作成は可能?小ロットのメリット・デメリットを踏まえて解説

紙袋の生産を外注するうえで気になるのがロット数です。一般的に、紙袋は大量生産されることが多く、小ロットでも生産ができるかどうかは気になるポイントです。そんな紙袋のロット数ですが、「どのくらいのロット数から生産依頼ができるの?」「小ロット生産の注意点は何?」と思う方は多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、紙袋を小ロット生産するときのメリットやデメリットついて解説します。また、紙袋の生産コストをより安く抑える方法も併せて紹介します。

この記事を読めば、紙袋の小ロット生産について理解することができるので、小ロット生産を検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。

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ベリービーでは、経験豊富なデザイナーが素材やデザインをディレクションし、お客様のブランディングに最適なパッケージをトータルでデザインいたします。おしゃれでブランディング効果のある紙袋を製作したいという方は、ぜひベリービーのオーダー紙袋をご利用ください。「まずは見積もりだけしたい」という方も大歓迎です。

小ロット生産とは

小ロット生産とは、製品を少量で生産する方法を指します。少量で生産するという特徴から、限定商品の製作や試作品製作などに適しています。生産量が少ないため、コストや納品納期が変動することがありますが、柔軟な対応が可能です。

小ロット生産の利点としては、過剰在庫を避けられる点や、短期間で製品を手に入れることが可能な点が挙げられます。また、製品に対するリスクを最小限に抑えることができるため、消費者ニーズに合わせた適切な数量での生産が可能です。

しかし、少量生産であるため、単価が高くなる場合や、生産効率が低下することもあるため、メリットとデメリットを理解したうえで判断することが求められます。

小ロットの紙袋生産は可能?

小ロットで紙袋を生産することは可能です。多くの製造業者では、注文量に応じて柔軟に対応しています。近年では、注文数に応じて製作できる体制が整っており、低コストで高品質な紙袋を提供することが可能となっています。

特にラッピング用途の紙袋作成は、需要に応じて小ロット生産が行われることが多いです。ラッピング用途の紙袋は、ブランドイメージを印象付ける要素の1つです。そのため、多くの企業が自社ブランドのロゴを載せたり、イメージを表現したオリジナリティのある紙袋を使用しています。

このように、紙袋は小ロットからの需要が見込めるため、多くの製造業者が小ロット生産に対応しています。

大ロット生産との違い

大ロット生産と小ロット生産の違いは、製造数量の差にあります。大ロット生産は、大規模な生産ラインを活用し、コスト効率を重視する方法です。これに対して小ロット生産は、少量生産を行うため、柔軟な対応が可能で、試作や季節商品の生産に適しています。

ここでは、小ロット生産と大ロット生産の違いを詳しく解説します。

納期

小ロット生産の納期は、大ロット生産よりも長くなることがあります。生産設備の調整や製造プロセスの設計に時間がかかるため、数週間程度の余裕を見て依頼する必要があります。

納期の遅れを防ぐためには、事前に製造業者との調整を行い、具体的な納期を確認しておくことが大切です。特にラッピング用の紙袋など、特別なデザインやカラー指定がある場合は、納品までにかかる時間を考慮しておくと良いでしょう。

ただし、発注量が少ない分、短期間で納品されることもあります。そのため、納期がどの程度になるか事前に業者に確認をしておくと良いでしょう。

単価

小ロット生産は、大ロットよりも単価が高くなる傾向があります。生産効率が低く、製造の手間が増えるため、1枚あたりのコストが上がるためです。一方で、発注者が求めるデザインや品質に応じた紙袋の生産が可能であり、少量でも高品質な紙袋を手に入れることができるメリットもあります。

そのため、さまざまなアレンジに対応できる一方で、生産単価が高くなることを考慮しておくことが大切です。

生産場所

小ロット生産は、小規模な工場や専門的な製造業者で対応することが多いです。大手工場は大ロット生産を中心にしているため、少量での依頼に対しては対応が難しい場合もあります。

そのため、小ロット生産を依頼する場合は、事前に対応可能な業者を選定することが大切です。選定の際には、各業者と話し合いを行い、見積もりをもらって比較検討していくと良いでしょう。

小ロット生産のメリット

小ロット生産には、さまざまなメリットがあります。ここでは、小ロット生産のメリットとして以下の3点を詳しく解説します。

  • 在庫を抑えられる
  • 需要に合わせて生産量を変えられる
  • 試作品作成にぴったり

在庫を抑えられる

小ロット生産では、必要な分だけを生産をするため、在庫を抑えることができます。無駄な在庫を抱えるリスクを避けられ、在庫を抱えておくために必要なコストを削減することが可能です。

在庫を多く抱えてしまうと、店舗のバックヤードを圧迫するでしょう。場合によっては在庫保管のために別途スペースを借りる必要が生じます。そのため、ラッピングや限定商品など使用頻度が高くない紙袋は、需要に合わせた数量を作れるようにすることが重要です。

需要に合わせて生産量を変えられる

小ロット生産では、需要に応じて生産量を柔軟に調整できるため、変動する市場ニーズに対応することが可能です。例えば、特定の季節やイベントに合わせたラッピング用の紙袋を少量生産することで、余分な在庫を抱えずに済みます。

また、売れ行きに応じて生産することができるため、売れにくい商品の紙袋の在庫を抑えられるというメリットもあります。

試作品作成にぴったり

試作品を作成する際にも、小ロット生産が適しています。新商品や新しいデザインを試すためには、大量生産の前に少量のサンプルを作成して、品質やデザインを確認することが重要です。その際に、小ロットであれば、費用を抑えながら試作することが可能です。

製造業者によっては少量の試作品を多種作れる「多品種少量生産」のパッケージを提供しているところもあります。試作品作成の際には、多品種少量生産の対応が可能かどうか確認を取るようにしましょう。

小ロット生産のデメリット

小ロット生産にはデメリットも存在します。特に1枚あたりの単価が高くなることがあるため、コスト面での負担が大きくなりがちな点は気になるポイントでしょう。

ここでは、小ロット生産のデメリットとして、以下の2点について詳しく解説します。

  • コスト負担が重くなりやすい
  • 生産効率が低下する恐れがある

コスト負担が重くなりやすい

小ロット生産では、大ロット生産に比べて1枚あたりの単価が高くなるため、コスト負担が増加する可能性があります。大量生産によるコスト削減ができないため、価格の面でデメリットを感じるでしょう。

コストを抑えたい場合には、使用する素材や加工方法を安価なものに変える必要があります。そのため、素材や加工の希望と予算とを並べて検討を進めることが大切です。

生産効率が低下する恐れがある

小ロット生産では、製造の効率が低下することがあります。大規模な生産ラインでは効率的に作業を行うことができますが、小ロット生産の場合、機械や作業員の労力が大きくなりやすいです。

生産効率が低下してしまうと、納期遅れが生じる可能性があるため、小ロットのオーダーに対して納期通りの生産が可能な業者を選別することが大切です。

より安く抑えたいなら自力で作成するのもあり!

紙袋を小ロットで作成する場合、製造業者に依頼するのではなく、自分で作成する方法も選択肢の一つです。特に予算を抑えたい場合や、個別のデザインを求める場合には、自作が有効な手段となります。コストを大幅に削減できる上に、オリジナル性の高い紙袋を作ることができるでしょう。

また、自力で紙袋を作成すると、手間がかかる一方で、必要な数量だけを用意できるため、無駄を省ける点もメリットです。必要な材料と道具をそろえるだけで、専門的な知識がなくても作成できます。

自宅で紙袋を安く印刷する方法

自宅で紙袋を印刷する場合、手軽に始められる方法としては、家庭用のプリンタを使う方法やスタンプを使う方法が挙げられます。

ここでは、自宅で紙袋を印刷する方法について解説します。

ハンディプリンタ

ハンディプリンタは、小規模なラッピングや少量の紙袋作成に使えるツールです。手軽に文字やイラストを印刷できるため、オリジナルのデザインを施すことが可能です。特に、紙袋につけるタグなどの小さな印刷物を手軽に作成したい場合に最適です。印刷の調整も簡単にできるため、低コストで紙袋を自由にカスタマイズできます。

製造業者に頼むよりも短時間でオリジナリティあふれるデザインを施した紙袋を準備できます。

スタンプ

スタンプを使う方法は、手軽で低コストに紙袋の作製ができます。紙袋にスタンプを押すことで、独自のロゴやデザインを加えることが可能です。シンプルなデザインであれば、スタンプを活用することで、手作り感あふれる紙袋を作成することができます。

スタンプを使うメリットは、材料費が安価で済む点です。また、スタンプを押すだけなので時間がかからず、納期が短縮できる点も魅力です。

ラベル

ラベルを使うことで、紙袋のデザインを簡単にカスタマイズできます。自宅で印刷したラベルを紙袋に貼るだけで、紙袋にオリジナルのデザインを加えることが可能です。特別な印刷機器を使用する必要がないため、コストを抑えることができます。

ラベルの利点は、デザインを複数作成しておき、必要に応じて貼り替えることができる点です。1種類の紙袋しかなくても、ラベルを貼ることで多様なデザインの紙袋を用意することができるでしょう。

紙袋を小ロットでも安く作成するコツ

小ロットでも紙袋を安く作成するためには、いくつかのポイントに注意する必要があります。ここでは、紙袋を小ロットで安く作成するコツを紹介します。

規格サイズを選ぶ

紙袋のサイズ選びは、コストを抑えるための重要なポイントの1つです。規格サイズの紙袋を選ぶことで、生産費用を抑え、無駄な材料を削減することができます。

また、規格サイズは生産がスムーズで、在庫管理もしやすくなるため、コスト削減が可能です。デザインやサイズにこだわりすぎないことで、小ロットでも安価に紙袋を作れるでしょう。

安価な用紙を選ぶ

紙袋の素材選びもコストに大きく影響します。安価な素材を選ぶことで、製作コストを大幅に削減できます。特にラッピング用の紙袋では、強度があまり求められない場合が多いため、コストを抑えつつ十分に機能する素材を選ぶことができるでしょう。

低コストのヒモを使う

紙袋に使うヒモの選定も、コストに影響を与える要素です。高級感を出すために特別なヒモを選ぶのも良いですが、低コストで機能的なヒモを選ぶことで、製作費を削減できます。特に、装飾性が必要ない場合は、シンプルで丈夫なヒモを選ぶことが重要です。

また、ヒモの長さを必要以上に長くしないことで、余分な材料を減らし、コストパフォーマンスを向上させることができます。紙袋のデザインに合わせてヒモを選び、必要最低限の装飾を施すことがポイントです。

小ロットで紙袋を作成するならベリービー

小ロットで紙袋を作成したい場合は、ベリービーがおすすめです。ベリービーでは、既製品に名入れをするイージーオーダー商品なら、100枚からご注文が可能なので限定品など数が限られる商品の紙袋作製が可能です。

また、オリジナルサイズや細部にこだわったデザインにこだわれるカスタムオーダー商品やフルオーダー商品は、500枚からオーダーが可能です。

さらに、納期に関しても、最短10日の商品もあり、急ぎの注文にも対応できるため、急なオーダーであっても対応可能です。お客様の要望に応じたさまざまな素材やデザインに対応しており、柔軟なサービスが魅力です。少量でも高品質な紙袋を作成したい場合は、ベリービーにご依頼ください。

オリジナルのオーダー紙袋を作るならベリービーがおすすめ

「おしゃれな紙袋を用意したい」「紙袋のデザインについての知識がないが店舗を開くのに紙袋が必要になった」という方もいるのではないでしょうか。デザインの知識がないと、ただ商品を入れるためだけの紙袋ができてしまいかねません。そこでおすすめなのが、ベリービーのオーダー紙袋です。

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また、老舗メーカーとコラボしているため、低価格で高品質な紙袋を作成できます。100枚の小ロットから発注可能で、最短10日の短納期で紙袋を制作可能です。

さらに、デザインの知識がない方に向けて「ロゴテンプレート」と「デザインストア」のサービスも提供しています。これらのサービスを利用すれば、オリジナルロゴがない方やロゴもデザインもない方でも、簡単にオリジナル紙袋を作成できます。

ベリービーでは、経験豊富なデザイナーが素材やデザインをディレクションし、お客様のブランディングに最適なパッケージをトータルでデザインいたします。おしゃれでブランディング効果のある紙袋を製作したいという方は、ぜひベリービーのオーダー紙袋をご利用ください。「まずは見積もりだけしたい」という方も大歓迎です。

まとめ

この記事では、紙袋を小ロット生産するときのメリットやデメリットついて解説しました。紙袋を小ロットで生産する場合、数々のメリットがありますが、無視できないデメリットもあります。自宅で安く作る方法もあるため、そういった手法を取り入れることも検討した方がよいでしょう。

紙袋の小ロット生産を考えている方は、この記事を参考に検討を進めてみてください。そして、価格と品質のバランスの取れた紙袋を作成しましょう。

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この記事を書いた人

ベリービー | 東京・青山ショールーム チーフ 加茂 伸洋

グラフィックデザイナー / 紙袋専門デザイナー
紙袋マニアとしてメディア出演多数
TV出演「マツコの知らない世界」「ビビット」
雑誌掲載 東京ウォーカームック「東京で買える! 失敗しない手みやげ 」など