◯包装の目的や種類は?包装の目的や材料をくわしく解説

2025年05月04日
◯包装の目的や種類は?包装の目的や材料をくわしく解説

こんにちは!パッケージデザインのプロがお届けする、包装の基礎知識ガイドです。
包装は、商品を安全に守るだけでなく、ブランドの第一印象を左右する非常に重要な役割を担っています。しかし、「どのような目的で包装するのか」「素材にはどんな種類があるのか」など、詳しいことは意外と知らない方も多いのではないでしょうか。
包装は、送る相手や商品の特性に合わせて適切に選ばないと、時には失礼にあたってしまうこともあります。大切な商品を最高の状態でお届けするために、正しい知識を身につけておきましょう。

そこでこの記事では、包装の目的や、よく使われる材料の種類をわかりやすく解説します。この記事を読めば、パッケージ選びのポイントがしっかり理解できるようになりますので、ぜひ参考にしてくださいね。

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経験豊富なデザイナーが、素材選びからデザインまでディレクションを行い、お客様のブランディングを最大限に引き出すパッケージをトータルデザインいたします。
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包装の役割と分類

包装の役割と分類(個装・内装・外装)の解説イメージ

包装には、中身を守ること、商品の魅力を伝えること、そして扱いやすくすること、という大きく分けて3つの役割があります。ここでは、包装の目的や種類について詳しく見ていきましょう。

1. 商品を保護する(保護包装)

商品の保護は、包装の最も基本的で重要な目的です。配送中や保管中に商品が壊れたり、汚れたりするのを防ぐバリアのような役割を果たします。適切な包装を選ぶことで、お客様の手元に届く瞬間まで、商品の品質をしっかりと保つことができます。

個装(こそう)

商品を1つずつ個別に包む方法です。お菓子や化粧品など、使う分だけ取り出す商品に最適です。衛生面を保ちつつ、商品の鮮度をキープできるため、消費者にとっても利便性が高いのが特徴です。

外装(がいそう)

商品の最も外側を包む包装です。輸送時の衝撃から守るための大きな箱や袋を指し、中身のサイズや重量に合わせて設計されます。
また、ブランドロゴや商品情報が大きく記載されることが多く、商品の顔として認知度を高める重要な役割も担っています。

内装(ないそう)

商品のすぐ外側に施される、中身を直接守るための包装です。特に壊れやすい精密機器や高価なギフトなどでは、この内装が非常に重要になります。
クッション材などを活用して衝撃を吸収するだけでなく、開けた瞬間の高級感や信頼感を演出する役割もあります。

2. 商業包装(販売のためのパッケージ)

商業包装は、商品を売ることを目的とした包装です。お客様に「手に取ってみたい」と思わせるような魅力的なデザインが求められます。
ブランドの想いや商品の特徴を一目で伝える工夫が欠かせません。単なる保護だけでなく、視覚的なアピールを重視しているのが特徴です。

3. 工業包装(輸送・管理のためのパッケージ)

工業包装は、主に工場や物流拠点の間で使われる、輸送や保管を目的とした包装です。
一般の消費者の目に触れることは少ないですが、大量の製品を効率よく、安全に運ぶために、管理のしやすさや耐久性が追求されています。

包装に使われる代表的な材料

包装に使用されるさまざまな材料のイメージ

パッケージの素材は多岐にわたり、中身の性質に合わせて選ぶことが大切です。ここでは、一般的によく使われる5つの素材をご紹介します。

紙(ペーパー)

紙は、最も身近で加工しやすい素材の一つです。リサイクル可能で環境に優しく、手触りの良さや印刷の美しさが魅力です。
紙袋やギフトボックス、包装紙など、エコでナチュラルな印象を与えたい時や、高級感を演出したい時に非常に効果的です。

プラスチック

軽量で水に強く、耐久性に優れているのがプラスチックの強みです。透明な容器にすれば中身が見えるため、食品や化粧品などでよく使われます。
利便性が高い一方で、最近では環境への配慮から、再生プラスチックやバイオマス素材を選ぶケースも増えています。

ガラス

高級感を演出するガラス瓶のパッケージ

 

ガラスは、飲料やジャム、香水など、高級感を重視する商品に多く使われます。透明度が高く、中の色や質感を美しく見せることができるのが最大のメリットです。
重量があり割れやすいため、配送時にはしっかりとした緩衝材(内装)と組み合わせる工夫が必要です。

金属

耐久性と遮光性が非常に高く、食品の長期保存に適しているのが金属素材です。缶詰やアルミチューブなどが代表例で、外からの光や空気をシャットアウトして鮮度を守ります。
手に持った時の重厚感がプレミアムな印象を与えるため、贈答用のお菓子缶などにもよく選ばれます。

柔素材・軟素材

布や不織布、シリコンなどの柔らかい素材は、ギフトバッグやラッピングによく使われます。形が自在に変わるため、複雑な形状の商品も優しく包むことができ、デザインの幅が広がります。
手作りの温かみや、上質な質感をプラスしたい時に活躍する素材です。

提案をご希望の方は、ショールームへ!

ベリービーのショールーム内観

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印刷や加工方法がわかる豊富なサンプルをご覧いただけます。
おしゃれなオリジナルパッケージづくりをお手伝いしますので、お気軽にご予約ください。

軟素材(ソフトパッケージ)を活用した包装方法

軟素材を活用した柔軟な包装のイメージ

軟素材は、軽くて柔軟なため、商品の保護と見た目の美しさを両立させたい時に最適です。特に食品業界では、鮮度を保ちながら魅力的に見せるために欠かせません。
主な3つの包装方法を解説します。

単体フィルム包装

1種類のフィルムで商品を包む、最もシンプルな方法です。個別包装されたお菓子などでよく見られ、コストを抑えつつ衛生的に保てるのが特徴です。
透明なフィルムを使えば中身がはっきり見えるため、視覚的なアピールにも繋がります。

多層フィルム包装

異なる性質を持つフィルムを何層にも重ねて作る、高機能な包装です。「鮮度を保つ層」や「衝撃に強い層」など、それぞれの素材の長所を組み合わせて商品を守ります。
湿気や酸化に弱い食品や、長期保存が必要な製品に最適です。

レトルトパウチ包装

食品を密封した後に加熱殺菌を行うための包装です。軽くて持ち運びやすく、保存料を使わずに長期間の常温保存ができるのが大きなメリットです。
カレーやスープなどの即席食品に多く、最近ではデザイン性の高いパウチも増えています。

軟包装によく使われるプラスチック素材の種類

軟包装に使用される多様なプラスチック素材のイメージ

軟包装(フィルム包装)には、用途に合わせて様々なフィルムが使い分けられています。それぞれの特徴を簡単にまとめました。

二軸延伸ナイロン(ONy)

破れにくく、熱や摩耗に非常に強い素材です。冷凍食品やレトルト食品など、過酷な環境でも品質を維持したいパッケージに向いています。

二軸延伸ポリエステル(PET)

ペットボトルと同じ素材で、非常に透明度が高いのが特徴です。印刷が綺麗にのりやすく、中身の香りを逃さない性質があるため、食品や飲料に幅広く使われます。

二軸延伸ポリプロピレン(OPP)

透明度が高く、パリッとした質感が特徴です。湿気に強いため、乾燥食品やおせんべい、ダイレクトメールの封筒などによく使われます。

無延伸ポリプロピレン(CPP)

OPPよりも柔らかく、熱でくっつきやすい(熱封緘性が高い)素材です。お菓子の袋の内側など、袋をしっかり密封したい箇所に使われることが多いです。

高密度ポリエチレン(HDPE)

強度があり、薬品にも強いタフな素材です。スーパーのレジ袋や、洗剤のボトルなどに利用されています。

低密度ポリエチレン(LDPE)

柔軟性が高く、しなやかな素材です。水を通さないため、冷凍食品の袋やマヨネーズのボトルなど、日常的なシーンで活躍します。

ポリ塩化ビニル(PVC)

透明度と柔軟性のバランスが良い素材です。加工しやすく、雑貨やギフトのラッピング、文房具のケースなどに使われます。

ポリ塩化ビニリデン(PVDC)

酸素や湿気を遮断する力が非常に高い素材です。食品の酸化を防ぎ、鮮度を長く保ちたい場合に薄い膜として重ねて使われます。

セロハン

植物由来の透明なフィルムです。光沢があり高級感を演出できるため、お菓子や小物のラッピングによく使われます。手でちぎりやすいのも特徴です。

ポリスチレン(PS)

硬くて透明な素材です。安価で汚れに強いため、おもちゃのパッケージや、食品のトレー、電子機器の保護ケースなどに幅広く使われています。

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まとめ

包装の知識をまとめたイメージ

この記事では、包装の目的や種類、そして使われる素材について詳しく解説しました。
包装素材にはそれぞれ異なる特徴があるため、商品の特性や用途に合わせて最適なものを選ぶことが大切です。壊れやすいものなら内装をしっかりと、ブランドを広めたいなら外装のデザインにこだわるなど、目的を明確にしましょう。
配送中も安全に、そして受け取った方が笑顔になるような包装を目指して、ぜひこの記事の知識を役立ててくださいね。

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この記事を書いた人

ベリービー | 東京・青山ショールーム チーフ 加茂 伸洋

グラフィックデザイナー / 紙袋専門デザイナー
紙袋マニアとしてメディア出演多数
TV出演「マツコの知らない世界」「ビビット」
雑誌掲載 東京ウォーカームック「東京で買える! 失敗しない手みやげ 」など