商品の値段の付け方はどのようにすれば良い?考え方や計算方法にについて詳しく解説

2025年05月04日
商品の値段の付け方はどのようにすれば良い?考え方や計算方法にについて詳しく解説

商品の値段をどのように付けたら良いのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

商品の値段設定には、利益を出すことや消費者に受け入れられる価格帯であることなど、さまざまな条件があります。適切な価格をつけることで、利益を最大化しつつ、消費者にとって魅力的で購入しやすい状態を保つことができます。

この記事では、商品の値段設定に関する基本的な考え方や具体的な計算方法、さらに市場調査や競合分析のポイントについて詳しく解説しています。商品の価格を決めるのに困っているという方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

 

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商品の値段を付ける前に知っておきたい基本用語

価格設定をするのに、まずは価格設定に欠かせない以下の基本用語を理解しておく必要があります。

原価

原価とは、商品を販売するためにかかるコストの合計です。

一般的に原価は材料費、労務費、製造費の3つに分けて考えます。材料費は商品を作るための原材料の費用、労務費は商品を作るために必要な労働力の費用、製造費は商品を生産するための工場や設備のランニングコストを指します。

これらのコストを把握することで、商品の最低販売価格を設定することができ、その上に利益を加えた価格を導き出すことができます。

原価率

原価率とは、売上に対する原価の割合を示す指標です。次の計算式で算出されます。

原価率 = 原価 ÷ 売上高 × 100

原価率を高く設定すると、商品が売れても利益が出にくい状態になります。それぞれの業界や商品によって適切な原価率は異なりますが、原価率が低いほど利益を出しやすくなります。一方で、あまりに低い原価率では品質に悪影響が出る可能性もあるため、バランスが大切です。

粗利

粗利とは、売上から原価を引いた利益のことを指します。「売上総利益」や「粗利益」とも呼ばれます。計算式で表すと次のようになります。

粗利 = 売上高 - 原価

この粗利がどれだけ確保できるかが、ビジネスの健全性を判断する重要な指標となります。粗利からはさまざまな経費(人件費、販売促進費、広告費など)や税金を差し引いて最終的な利益「純利益」が算出されます。粗利益と混同しないよう注意しましょう。

粗利率

粗利率とは、売上高に対する粗利の割合のことを指します。「売上総利益率」や「粗利益率」とも呼ばれ、以下の計算式で算出可能です。

粗利率 = 粗利 ÷ 売上高 × 100%

粗利率が高ければ高いほど、お店や企業が儲かっていることを示します。そのため、粗利率を高く保つことがビジネスの成功の鍵になります。

価格設定の実例と考え方

具体的に価格設定を行う際は、先述した基本用語を基にして考えます。例えば、特定の商品にかかる原価が1000円で、適切な原価率を30%に設定する場合、計算式から販売価格は次のように算出されます。

販売価格 = 原価 ÷ 原価率 = 1000円 ÷ 0.30 = 約3333円

この価格にさらに市場の需要や競合他社の価格などを考慮し、微調整します。

また、商品の価値を高めるためのマーケティング戦略も重要です。適切な宣伝やブランディングを行うことで、多少高めの価格でも顧客に納得して購入してもらえるようになるでしょう。

商品の値段の付け方

商品の価格設定は、ビジネスを成功させるのに重要です。正確な価格設定方法を理解し、適切に活用することで、利益の最大化を図ることができます。ここでは、原価率と粗利率を元にした価格設定の方法について詳しく解説します。

原価率を元に値段を決める

商品の原価をベースにして値段を決める方法は、最も基本的で直感的なアプローチです。具体的には「商品金額のうち、何割を原価にするか」という基準を用います。

計算式:販売価格 = 原価 ÷ 原価率

原価率を基にした価格設定は、コスト管理がしやすく、計算が明確である点が魅力です。

メリット

原価率をベースにした価格設定の主なメリットは、利益が確実に取れる販売価格を正確に決められる点です。

具体的な計算式に当てはめることで、販売価格が数値的に明確に示されるため、価格設定に迷わずに済みます。また、事業の健全な運営に欠かせないコスト管理がしやすくなります。

デメリット

一方、この方法には欠点もあります。それが、市場の一般的な価格と乖離している場合があるという点です。市場の需給バランスや競合価格を無視してしまうと、顧客を逃してしまうリスクもあるため、注意しましょう。

粗利率を元に値段を決める

原価を基に計算し、どの程度の粗利を得たいのかを基準にして価格を設定する方法も一般的です。

計算式:販売価格 = 原価 ÷ (1 - 粗利率)

このような価格設定の方法は、利益を具体的に計画しやすいです。

メリット

粗利率を基にした価格設定は、あらかじめ確保したい利益を前提にし、その基準に従って価格を逆算するため、戦略的な価格設定が可能です。

粗利率を高く設定すればその分、高く販売価格を設定できます。

デメリット

この手法にもデメリットがあります。計算によって導き出した販売価格が、消費者にとって高すぎるおそれがあるという点です。

たとえば、近隣の店舗で同じ商品が低価格で販売されている場合、自店のほうが高いと競争力に欠け、顧客を獲得しにくくなります。

価格を決める際には適切な市場調査を行い、競合他社の価格や市場の需要を考慮しないといけません。

競合と比較して値段を決める

商品の値段を決定する際、競合や市場の動向を考慮することは重要です。市場調査を通じて類似商品や同ジャンルの商品がどの程度で販売されているかを把握し、自社の製品の価値を最大限に引き出す価格設定をします。

この手法は、市場価格との適合性を保ちながら競争力を高めるのに効果的です。市場からのフィードバックを受け入れながら、その時々のトレンドや需要動向に柔軟に対応できる価格設定が求められます。

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メリット

競合価格を参考にすることで適正な市場価格を設定できるため、価格競争力を保てます。消費者から見ても、価値と価格のバランスが取れている商品は選びやすいため、購入意欲を高める効果が期待できるでしょう。

また、競合他社の商品よりも強みを明示的に示すことで、消費者に対して付加価値をアピールしやすくなります。結果として、長期間にわたって安定的な売り上げを確保できるでしょう。

デメリット

注意が必要なのは、競合より安価に設定し過ぎると利益が減少し、持続可能性に影響を及ぼす可能性がある点です。

価格を下げることで、消費者に質に対する疑念を抱かせてしまいかねません。また、安易に価格を下げることはブランド価値を低下させる危険性もあります。

競合との価格競争が激化し、最終的には収益性を損なう結果となることもあるため、価格競争には十分注意しましょう。

商品の値段をつける際の注意点

商品の価格設定は、ビジネスの成功のために重要な要素の1つです。

価格設定にはさまざまな要因が絡んでおり、それぞれを慎重に考慮してバランスを取ることが求められます。ここから解説するポイントを踏まえ、消費者にとって魅力的であり事業にとって持続可能な価格を設定しましょう。

ユーザー目線の値段設定になっているか

顧客目線での価格設定は非常に重要です。消費者の期待値を超える価格設定は購買意欲を削ぎ、逆に安すぎる価格は商品の価値を低く見せてしまう可能性があります。

消費者が実際に支払う意欲がある価格かどうかを見極めるためには、市場調査やアンケートを行いましょう。ターゲット層に合わせて価格設定すれば、リピーターの獲得も期待できます。

市場価格と乖離していないか

市場価格と大きく乖離した価格設定は避けるべきです。消費者は簡単に価格比較ができるため、競合他社の商品と比べて自身の商品の価格が高すぎる場合、他社に顧客が流れてしまうリスクが高まります。

また、価格が低すぎる場合も疑念を抱かせる可能性があります。そのため、製品の特徴や価値を踏まえたうえで、市場価格との整合性を保った価格設定が必要です。

原価やコストを留意しているか

価格設定に際しては、原価やコストを正確に把握することが不可欠です。事業全体の持続可能性を考慮した価格設定を行うことで、長期的なビジネスの成長を目指せます。

製品の材料費、製造費、人件費、宣伝費、配送料など、すべての費用を含めて、収益性を確保するための適切な価格設定をしましょう。

心理効果を利用した値段の付け方

商品の価格設定には、単にコストや市場動向を考慮するだけでなく、消費者心理を巧みに利用することが重要です。

心理効果を活用した価格設定は、消費者が商品の価値をどう感じるかに大きな影響を与え、結果的に売上に直結します。ここでは、いくつかの代表的な心理効果を利用した値段の付け方について紹介します。

端数価格・段階価格

端数価格とは、たとえば980円や1,990円のように、価格を少しだけ端数にして桁を落とすテクニックです。消費者は999円よりも1,000円の方が高く感じるため、端数価格は節約しているかのような心理効果を生みます。

また、階段価格を利用することで人間の「真ん中の物を選びやすい」という傾向を活用できます。たとえば、3つの価格帯の商品を設定し、中間の価格帯に高い利益率の商品を置くことで、消費者が自然にその商品を選びやすくなるため、結果的に利益率の向上を期待できるでしょう。

抱き合わせ価格

抱き合わせ価格は、複数の商品を組み併せて販売することで、消費者にとってお得感を感じさせる方法です。

たとえば、3つの商品を個別に買うよりもセットで買った方が安くなるように設定します。これは、消費者の「お得に買い物がしたい」という感情を利用し、購入意欲を高める効果があります。

シャンプーとコンディショナーをセットにして販売するなど、関連性の高い商品をセットにすることで、総売上を増やしやすくなるのです。

目玉商品価格

目玉商品価格とは、特定の商品を最大限に低価格で提供することで消費者の関心を引き、その商品を目当てに来店してもらう戦略です。これにより、目玉商品だけでなく、他の商品も購入してもらいやすくなります。

小売店やスーパーマーケットでよく見られる戦術で、消費者の目を引くことで実店舗への来店やオンラインショップでの閲覧を促進します。期間限定でこの方法を使用することで、さらなる購買意欲の向上が期待できるでしょう。

名声価格

名声価格(威光価格)とは、意図的に商品の販売価格を高く設定することで、消費者にその商品が高品質・高級であるという印象を与える戦略です。

この価格設定により、消費者は「高いから良いものだ」と認識しやすくなります。高級ブランドや限定商品でよく見られるこの戦略は、特定の層をターゲットにする際に非常に効果的です。高価格であること自体が商品の特別感を増し、購買意欲を喚起します。

アンカリング

アンカリングとは、消費者が最初に目にした価格がその後の判断基準になる心理効果です。たとえば、通常価格と割引後の価格を並べて表示する二重価格表示をすることで、消費者には最初に見た高い通常価格の印象が強く残ります。

これにより割引後の価格が一層お得に感じられるため、購買意欲が高まります。

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ベリービーでは、経験豊富なデザイナーが素材やデザインをディレクションし、お客様のブランディングに最適なパッケージをトータルでデザインいたします。おしゃれでブランディング効果のある紙袋を製作したいという方は、ぜひベリービーのオーダー紙袋をご利用ください。「まずは見積もりだけしたい」という方も大歓迎です。

まとめ

商品の値段設定は、ビジネスを成功させるための重要な要因となります。適切な価格設定を行うためには、自社に合った考え方や計算方法を理解し実践することが大切です。

この記事では、商品の値段の付け方について解説しました。基本用語や計算方法を頭に入れておくことは、適切な値段設定をするためには非常に重要です。

値段を設定する際には、利益を上げることだけに固執せず、消費者の購買意欲を引き出すことを念頭に設定しましょう。

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この記事を書いた人

ベリービー | 東京・青山ショールーム チーフ 加茂 伸洋

グラフィックデザイナー / 紙袋専門デザイナー
紙袋マニアとしてメディア出演多数
TV出演「マツコの知らない世界」「ビビット」
雑誌掲載 東京ウォーカームック「東京で買える! 失敗しない手みやげ 」など