Fruta& 様

このfruta&というカフェは、2021年12月にオープンして1年半ほど経過しました。特徴としては食事もスイーツもすべてグルテンフリーにこだわっており、アレルギーがある方もない方も、さらには健康を意識されている方にも来ていただきたいと考えています。グルテンは小麦など麦系の食物に含まれており、過剰反応する方だとアレルギーでいろいろな炎症が起こってしまうんです。私自身も昔はグルテンアレルギーで「グルテンフリーの店を作りたい」と思ったのが、この店をオープンするきっかけです。もちろん季節のフルーツをふんだんに使うなど、デザートにも一つひとつこだわっています。千疋屋と同じ仕入れ先から仕入れた最高級のフルーツをすべてのメニューに使用しており、パティシエがすべて1個ずつ店内で手づくりしたものをその場で食べていただいています。

18歳だった大学1年生の12月にオープンして、今も青山学院大学の3年生です。もちろんそれまで飲食業の経験もなく、最初は右も左も分からないので、内装がやはり一番大変でした。もともと飲食店が入っていた場所ではなかったので、スケルトン状態での引き渡しでした。キッチンを作ったり水道を引くところからのスタートだったので、レイアウトはこだわりを持って作りました。その中で、一番目立つ場所にベリービーさんで作っていただいたピンクの紙袋を使わせていただいて。いろいろと組み合わせていくのが楽しくもあり大変な部分でしたね。

あの紙袋が、店の代名詞のようになりつつあります。お客さまからの反応も大きくて、来店したお客様は必ずあそこで写真を撮りますよ。テイクアウトスイーツを販売する際は、同じデザインの袋をお渡ししていますが、袋だけを単体で買われるお客様もおられるんですよ。たまに街で当店の袋を持って歩いている方を見るので、多分店舗に来て買った後で日常使いをしてくれてるんだろうな、と思っています。Instagramでも商品と一緒に紙袋を撮影してアップしているお客さまを多く見かけます。

おられますね。紙袋を飾っているので、テイクアウトもやっていると思って入って来られるお客さまがおられます。そういう意味ではあそこに袋を飾ってある意味は大きいです。最初は紙袋に限らず、いろいろなものをディスプレイしたいと考えていたのですが、紙袋がしっくりきたので、そのままずっと変えずにいます。私自身もここまで紙袋を並べている店は見たことがありません（笑）。私も正直どんな風になるのか想像がつかず、一度並べてから考えようと取り組んでみた結果、これが思いのほか良い感じに収まって今に至ります。

最初はモルタル部分のグレーで全部統一して、ちょっとシックな感じにしながらも可愛い要素を入れていこうと考えていましたが、どんどん変わっていきました。オープン後1年半の間にも少し変えたのもあります。例えばカーテンを付けたり。少しずつ変化していますね。店内にある花はすべてアーティシャルフラワーです。全部で4つのウォールがあるのですが、ウォールごとに自分で組み合わせを決めて特注で作ってもらいました。

ネットで検索していた時に偶然見つけて連絡しました。もちろん他社も調べましたが、話した感じや条件などを考慮して最終的にベリービーさんに決めました。特にショールームの場所が近かったことと、やりとりがとても丁寧だったのが大きな理由でしたね。あと、ベリービーさんのショールームにはさまざまな紙袋が飾ってあって、ワクワクしながら見たのを覚えています。実際に紙袋を注文する際は、色やロゴ、サイズをどうするかでかなり悩みました。あと、リボンを付けるかどうかもですね。リボンを付けるかどうかで圧倒的に可愛さが変わるので。

まず色です。あと素材もこれにして良かったな、と。最初は普通の素材にしようと考えていました。しかし、お客様に長く他の機会にも使ってほしいという想いがあったので、しっかりめの素材にしました。それが良かったんじゃないかなと思います。ロゴも最初は白にするつもりでしたが、金色にしたのもすごく良かったですね。実際、かなり理想の紙袋が作れたと思っていて…次に変えようと思うところがないぐらい満足しています。